インサイト

DOJ_and_SEC_Publish_Second_Edition_of_the_FCPA_SO

米国司法省と米国証券取引委員会がFCPAリソースガイド(第2版)を公表

2020年7月3日、米国の司法省(DOJ)と証券取引委員会(SEC)は、米国海外腐敗防止法(FCPA)に対応する企業及び個人に対して追加的なガイダンスを提供するため、初版からほぼ8年を経て、「海外腐敗防止法リソースガイド」の第2版を公表しました。第2版は、直近の事例及び動向に関する議論を踏まえて反腐敗条項、会計条項及び罰則の各章が加筆され、過去数年におけるDOJの新たなポリシーと改訂されたポリシーを組み込んでおり、DOJとSECがどのようにして効果的な企業コンプライアンスプログラムを評価し、訴追の意思決定をしているかに関する追加的なガイダンスを提供しています。第2版は、企業に対しFCPA順守のためのガイダンスを提供するというDOJとSECの継続的な取り組みを示しています。しかし、過去のDOJとSECのガイダンスと同様、リソースガイドは、政府に対して拘束力を有しておらず、FCPAのいくつかの条項は、解釈と訴追について裁量の余地を残しています。

このコメンタリーは、FCPAに関する米国政府機関の動向に関心を有する日本企業等にとって有用な情報になると思い、紹介する次第です。詳細はJones Day Commentary “DOJ and SEC Publish Second Edition of the FCPA Resource Guide”(オリジナル英語版)をご参照ください。

ジョーンズ・デイの出版物は、特定の事実関係又は状況に関して法的助言を提供するものではありません。本書に記載された内容は、一般的な情報の提供のみを目的とするものであり、ジョーンズ・デイの事前の書面による承諾を得た場合を除き、他の出版物又は法的手続きにおいて引用し又は参照することはできません。出版物の転載許可は、www.jonesday.comの“Contact Us”(お問い合わせ)フォームをご利用ください。本書の配信、および受領により弁護士と依頼人の関係が成立するものではありません。本書に記載の見解は執筆担当者の個人的見解であり、当事務所の見解を反映したものではありません。