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China_to_Start_Implementing_Restrictions_on_Cross

中国、個人情報の越境移転の制限実施を開始

中国は、個人情報保護法(“PIPL”)に基づく個人情報の越境移転のために企業が満たさなければならない手続上の要件を明確にした以下の規則及びガイドラインを公表しました。

  • 越境データ移転の国家安全評価規則(2022年7月7日発行、同年9月1日施行)
  • 個人情報の輸出の標準契約条項に関する規則(案)及び標準契約条項サンプル(案)(2022年6月30日公表)
  • サイバーセキュリティ標準の実務ガイド—個人情報の越境処理の認証に関する技術的ガイドライン( 2022年6月24日発行・施行)

これらの規則及びガイドラインは、個人情報取扱事業者の種類により適用される異なる手続要件(すなわち、安全評価、認証、及び標準契約条項の締結)を定めており、当該差異は主に移転される個人情報の量と特徴によっています。

中国で事業を行っている企業は自身の個人情報の海外移転の状況を精査し、それらに適用される手続上の要件が、安全評価、認証又は標準契約条項の締結のいずれであるかを特定し、直ちにそれらの要件を満たすために策を施す必要があります。

本コメンタリーは、中国で事業を行う日本企業にとって重要なトピックと考えられることから紹介する次第です。詳細は、Jones Day Commentary “China to Start Implementing Restrictions on Cross-Border Transfers of Personal Information”(オリジナル英語版)をご参照ください。

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