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ジョーンズ・デイ・ホワイト・ペーパー:自動運転車両の実用化に伴う法的問題

このところ世界各国で、業種を問わず様々な企業により自動運転技術の開発が進められており、各国の規制当局もその対応に追われています。自動運転技術の開発は、日々の生活やビジネスに大きな変化をもたらすものですが、法律という観点からみても、知的財産、プライバシー、データ保護といった法分野を始めとして、広範な分野で法制及び実務に影響を及ぼすことが予想されます。
本ホワイト・ペーパーでは、自動運転車両の実用化に伴って生じうる様々な法的問題や当該問題に対する各国の対応状況を紹介しています。本ホワイト・ペーパーで取り上げられる主なテーマは、以下の通りです。

• 自動運転車両に関する初の連邦規制法案である「SELF DRIVE ACT」や上院で現在議論される「AV START ACT」、連邦運輸局道路交通安全局(NHTSA)のガイドラインなど米国における法制の状況
• 米国以外の各国(ドイツ、イギリス、中国、日本、韓国)における自動運転車両に関する法制の状況
• 自動運転車両技術の基幹をなすソフトウェアについて、各国における特許取得の可能性
• 上記のようなソフトウェアを特許としての保護すべきか、営業秘密としての保護すべきかという点についての考察
• 自動運転車両技術に伴うプライバシー及びデータ保護の問題について各国(米国、欧州)の対応状況
• 過失の判断、誤表示の問題、保証違反など自動運転車両技術に伴う製造物責任法上の問題
• 想定される保険実務の変化
• 自動運転技術によるデータ取得に関する証拠保全の必要性

本ホワイト・ペーパーは、自動車産業に限らず自動運転技術に関心を有する日本企業等にとっても、自動運転車両の実用化に関する実務の動向を知る上で有用な情報であることから、紹介する次第です。詳細は、Jones Day White Paper “Legal Issues Related to the Development of Automated, Autonomous, and Connected Cars”(オリジナル(英語)版)をご参照ください。

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