フランス腐敗行為防止規制当局、企業の贈答・接待ポリシーに関する実務指針を公表
2020年9月11日、フランス腐敗行為防止規制当局は、企業の贈答・接待ポリシーに対する実務指針を公表しました。この指針は、企業による効果的な贈答・接待ポリシーの策定と導入を支援するための推奨事項を規定しています。
多くの場合、贈答・接待は普通のことであって、完全に合法とされていますが、一定の場合、贈答・接待の提供又は受領が汚職行為を構成する場合があります。特に、法律上、契約上又は職業上の義務に違反して、人の作為又は不作為を決定させる目的を有して行われた場合には、汚職行為に該当する可能性があります。このため、企業は、その汚職リスクマップに従った、企業コンプライアンスプログラムの一部として明確なポリシーを導入することにより、贈答・接待に伴うリスクを特定し、適切に管理することが推奨されます。
本コメンタリーは、フランスで事業を行う日本企業にとっても有用な情報ですので紹介する次第です。詳細は、Jones Day ALERT “French Anti-Corruption Agency Publishes its Practical Guide on Corporate Gifts and Entertainment Policies”(オリジナル英語版)をご参照ください。
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